カルソニックカンセイは、中国への本格進出の一環として新生産拠点とテクニカルセンターを設立すると発表した。
同社は昨年8月、上海市に康奈可汽車科技有限公司を設立したが、今年度に日産自動車の現地合弁会社の東風汽車有限公司にコックピットモジュール、フロントエンドモジュールを納入する予定だ。
このモジュールのコンポ−ネント部品は、当面は台湾の合弁会社から調達するが、今後投入車種の拡大が予想されるため、華東地区と華中地区に100%出資の生産拠点を設立する。
華東地区ではラジエター、コンデンサーなどの熱交換部品と空調システム、華中地区では内装部品、エキゾーストシステム、モーターファンなどを生産する予定で、2006年秋から操業する。
さらに今回、中国テクニカルセンター康奈汽車科技有限公司研発分公司を今年11月に設立する。中国向けを含むグローバル車種の開発、ローコストカントリーからの調達推進を目指す。