福岡県警は8日、路上で若い女性に声を掛け、化粧品などの商品を強引に売りつける、いわゆる「キャッチセールス」を行っていた20歳の男を道路交通法違反(指定駐車禁止)容疑で逮捕した。男は免許を持っておらず、無免許運転の容疑でも調べを進める方針だ。
福岡県警・福岡中央署によると、道交法違反容疑で逮捕されたのは、路上で化粧品などを強引に売りつけるキャッチセールスをしていた20歳の男。
調べによると、この男は8日の午後4時ごろから約30分間、福岡県福岡市中央区天神2丁目付近の貨物車専用駐車帯にクルマを放置し、ここを使う許可を受けた他車の荷扱いを阻害するとともに、周辺交通に通行支障を与えた疑いが持たれている。
警察は市民からの苦情処理を行う形で天神や中洲周辺でのキャッチセールスの一掃を進めているが、男は違法駐車を行うだけでなく、運転免許を持っていないこともわかり、悪質だとして逮捕に踏みきった。
男は「キャッチ潰しを目的とした別件逮捕だ」と主張しているが、警察では「あくまでも駐車禁止違反と無免許運転の容疑で逮捕した。ただし、キャッチセールスの余罪についても追及したい」と説明している。