パチンコ駐車場に3時間半放置、1歳児死亡

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7日午後、佐賀県佐賀市内のパチンコ店駐車場で、駐車中の乗用車内に放置された1歳の女児が熱中症で死亡する事故が起きた。警察では保護責任者遺棄致死の疑いもあるとして37歳の父親から事情を聞いている。

佐賀県警・佐賀署によると、事故が起きたのは7日の午後4時30分ごろ。佐賀市本庄町付近にあるパチンコ店で遊戯していた37歳の男性が、駐車場に止めてあった自分のクルマに戻ったところ、後部座席で1歳の長女がぐったりしていることに気がついた。

男性は自分のクルマで近くの病院に向かい、診察を願い出たが、そのときにはすでに死亡していた。死因は熱中症とみられている。

警察の調べに対し、男性は午後1時30分ごろにパチンコ店に来店したことを認めた上で、「娘は車内で寝ており、そのままドアを施錠して店内に入った。午後3時ごろに一度確認に訪れたが、その際にも変わった様子はなかったため店内に戻った」と供述している。

駐車中のクルマはエンジンを停止し、窓は締め切った状態。女児は後部座席に装着されたチャイルドシートに座らされたままだった。クルマが止められていた時間帯、佐賀市では摂氏32.7度の最高気温を記録しており、クルマの中は同60−70度近くまで気温が上昇していた可能性が高い。

警察では保護責任者遺棄致死の疑いもあるとして、男性からさらに事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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