アメリカン・ホンダモーターは28日、『アコードハイブリッド』の写真を公開した。可変シリンダーV6エンジンとIMAとを組み合わせ、現行の240馬力のアコードV6以上の出力性能を、コンパクトな4気筒『シビック』と同等の燃費で実現している。
ホンダは、今年1月の北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で、アコードハイブリッドの年内の発売を発表している。
ホンダは1999年12月にアメリカで初のハイブリッド車『インサイト』を発売。02年にはシビックにハイブリッド技術を採用した。2003年のインサイトとシビックハイブリッドはアメリカのハイブリッド車登録の半数以上を占めているという。
また、シビックハイブリッドの販売は今年3、4、5月と3カ月 連続で過去最高を更新し、04年1月から5月末までの販売は前年を約20%上回っている。
ひところアメリカで「ハイブリッド」というと“車種ハイブリッド”、いわゆるクロスオーバーを意味したが、今では日本と同じく、内燃機関+電気モーターのハイブリッド駆動を意味するようになった。
いっぽう、USアコードは日本の『インスパイア』とほぼ同じ仕様だが、ホンダによると日本でインスパイアハイブリッドの導入予定はない。アメリカでアコードは大衆車クラスに位置するが、日本のインスパイアは高級車であり、「燃費」「節約」といったキャラクターとはなじまないようだ。