泥酔ドライバー、事故の被害者を相手に大乱闘

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25日未明、東京都港区内で、乗用車が暴走し、路上駐車していたタクシーなど4台に次々と衝突を繰り返した後、逃走しようと側道に入り、歩行者5人を相次いではねる事故が起きた。

警察ではクルマを運転していた48歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(酒酔い運転)の容疑で現行犯逮捕している。

警視庁・麻布署によると、事故が起きたのは25日の午前3時20分ごろ。港区六本木付近の都道(通称:外苑東通り)で、急発進したクルマが客待ちのために路上駐車していたタクシーなど4台へ次々に衝突した。

クルマは側道に逃げ込み、歩いていた歩行者5人を相次いではねた。クルマは低速だったために全員が軽傷で済んだ。

これらの歩行者と、後を追ってきたタクシーの運転手の合わせて約10人が事故を起こしたクルマを取り囲んで逃走を阻止。運転していた男を車外に引きずり出したが激しく暴れるなど抵抗したため、、被害者全員で殴る蹴るなどの暴行を加えた。

男は駆けつけた警察官に救出される形となったが、アルコール検知で高濃度のアルコールを検出、実際に泥酔状態であることも確認されたため、業務上過失傷害と道交法違反(酒酔い、ひき逃げ)などの現行犯で逮捕した。

また、この男を殴った被害者については現段階では検挙する方針はないという。

警察では事故の形態があまりにもひどいことから、男に対して危険運転致傷容疑の適用も含め、慎重に捜査していくとしている。

《石田真一》

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