マツダの井巻久一社長は28日、中国の新しい自動車政策に関連し、外資企業としては「当社はフォード・モーターグループということになる」との認識を明らかにした。
中国の新政策では中国企業と合弁会社を設立する外資を、グループで1社と見なす方針が示されている。
井巻社長は「中国に限らずフォードと一体となって事業を展開している」と述べ、今後、中国で新たな合弁事業を展開する際も、フォードの事業戦略と整合させていく考えを述べた。
マツダは今年5月、2010年までに中国での販売を30万台に拡大する方針を打ち出している。井巻社長は「現在、さまざまなプロジェクトについて(中国側と)交渉中」と述べ、フォードグループとしての事業展開が同社の制約にはなっていないとの受止め方を示した。