シートベルトを面倒がる人は死亡事故を起こしやすい

自動車 社会 社会

福島県警は24日、昨年1年間に福島県内で発生した死亡交通事故を起こしたドライバーのうち、約67%が過去3年間に何らかの交通違反で摘発された経験のあるということを明らかにした。遵法意識に欠けているドライバーは事故を起こしやすい傾向にあるという。

これは福島県警・交通企画部が明らかにしたもの。昨年1年年間に福島県内で死亡交通事故を起こしたとして検挙されたドライバーの総数は145人。このうち約67%にあたる97人は事故を起こす過去3年間に何らかの交通違反行為を行い、違反累積点が生じていることがわかった。

最も多かったのはシートベルトの非着用で102件だが、死亡事故を起こした全145人のうち、55人が事故によって自らも死亡しており、さらに32人はシートベルト非着用が原因で死亡したとみられている。

警察では「シートベルトを着用するといった、ごく当たり前のことすらできない、遵法意識に欠けた人は重大事故を起こしやすいといえる」と分析。県内でシールベルト検問を強化し、シートベルト装着義務違反で検挙された経験の多いドライバーについては、特に厳しく指導するとしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース