23日午前、大阪府大阪市阿倍野区内で、大阪府警・鉄道警察隊が使用している捜査車両(覆面パトカー)が車上荒らしに遭い、車内に置いてあった制帽2つと赤色灯ユニットなどが盗まれる事件が起きた。警察では窃盗事件として捜査している。
大阪府警・鉄道警察隊によると、事件が起きたのは23日の午前9時50分ごろ。大阪市阿倍野区阪南町付近の駐車場に止めた同隊の捜査車両の後部座席ガラスが割られ、中に置いてあった制帽2つと赤色灯ユニット、乗務していた警部補の私物のバッグ(現金約1万5000円入り)が盗まれる事件が起きた。
同隊では車上荒らし事件として捜査を開始。制帽と赤色灯は盗難された現場から約2.5km離れた大阪市東住吉区内の路上に放置されているのが見つかったが、現金入りのバッグは見つかっていない。
同隊によると、駐車場へ捜査車両を置いたのはわずか15分ほどで、盗難はこの間に行われた。警察では「隙があったとは思えないが、再発防止に努めたい」とコメントとしている。
大阪では今月上旬にも連続車上荒らし犯を警戒中の覆面パトカーが何者かに襲撃され、現金の入ったバッグを奪われるという被害が起きている。