23日早朝、北海道札幌市南区内で、乗用車同士が正面衝突して2人が死亡、1人が重傷を負う事故が起きた。両車ともボンネット部分が完全に潰れるなど大破しており、高い速度で衝突したものとみられる。
北海道警・(札幌)南署によると、事故が起きたのは23日の午前5時ごろ。札幌市南区定山渓東1丁目付近の国道230号線で、23歳の男性が運転する乗用車が対向車線側に逸脱し、対向車線を順走していた27歳の男性が運転する乗用車と正面衝突した。
逸脱したクルマは完全に対向車線側を走っていたため、両車は相対して激突。衝突後は弾みで約10mほど弾き飛ばされる状態となった。
この事故で順走していた側の運転手と同乗していた35歳の男性が頭を強打して間もなく死亡。逸脱した側のクルマを運転していた男性が鎖骨や足の骨を折るなどの重傷を負って、近くの病院に収容されている。
現場は山間部を通るルートで、警察では逸脱した側のクルマが制限速度を超過していたため、カーブを曲がりきれなかったことが事故の原因とみている。