23日未明、福岡県宗像市内で、道路沿いの新聞販売店に勤務する57歳の男性が、路側帯に座り込んで同僚と話をしていたところ、後方から接近してきた軽自動車にはねられる事故が起きた。男性は病院に運ばれたが、間もなく死亡している。
福岡県警・宗像署によると、事故が起きたのは23日の午前3時5分ごろ。宗像市土穴付近の県道で、道路沿いにある新聞販売店前の路側帯に座り込んで同僚2人と話をしていた57歳の男性が、県道を走行していた31歳の女性が運転する軽自動車にはねられた。
男性は近くの病院に収容されたが出血が激しく、全身打撲や出血性ショックが原因となって間もなく死亡した。
事故当時この男性は路側帯の内側で、車道側に背を向ける状態で座っていたという。現場は片側1車線の道路で、現場付近で緩やかにカーブしていた。事故が起きた時間帯は交通量も少なく、路側帯側へ過度に近寄る必要も無かったが、女性が運転するクルマは現場手前から路側帯側へ逸脱したという。
警察では業務上過失致死容疑でクルマを運転していた女性から話を聞いているが、現時点では漫然運転や居眠り運転の可能性が高く、これを視野に入れた捜査を続けているようだ。