多重衝突、クルマが陸橋上を埋め尽くす

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18日午前、兵庫県加古川市内の陸橋上で信号待ちの車列に大型トラックが追突したことを発端に、クルマ9台が関係する多重衝突事故に発展した。この事故で54歳女性が頭の骨を折って重体。他の7人が重軽傷を負っている。

兵庫県警・加古川署によると、事故が起きたのは18日の午前11時50分ごろ。加古川市米田町平津付近の県道陸橋で、信号待ちの車列に、この列に気づくのが遅れた32歳の男が運転する大型トラックが突っ込んだ。

この事故で列のクルマが次々に前方に押しだされた。最後尾で大型トラックに直撃された軽自動車を運転していた54歳の女性が頭の骨などを折り、意識不明の重体。その前方で別の軽自動車に乗っていた44歳の女性が左足骨折で重傷。他の男女6人が軽傷を負った。

巻き込まれたクルマは合計9台で、大破したクルマは対向車線側まで押し出され、陸橋を完全に塞いだ。上下線が現場付近で通行止めになり、復旧にも時間を要することとなった。

警察では大型トラックを運転していた男を業務上過失傷害容疑で逮捕しているが、警察の取り調べに対しては「陸橋を上ってきており、下った側での渋滞には気がつかなかった」と供述している。

現場は国道2号線・加古川バイパスに直結する県道で、普段から交通量の多い場所だという。

《石田真一》

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