17日深夜、北海道室蘭市内の小学校グランドで、校庭に侵入して暴走していた乗用車が横転し、運転していた19歳の少年がクルマと地面の間に体を挟まれて死亡する事故が起きた。警察では運転操作ミスが事故につながったものとみて調べを進めている。
北海道警・室蘭署によると、事故が起きたのは17日の午後10時55分ごろ。室蘭市陣屋町3丁目付近にある小学校のグランドで、校庭内に無許可で侵入し、花火を打ち上げるなどして遊んでいた少年グループのメンバーの運転するクルマが、校庭内を暴走している際にバランスを崩して横転した。
運転席から身を乗り出すようにしていた19歳の少年がクルマと地面の間に頭などを挟まれるた。少年はすぐに近くの病院に運ばれたが、頭部や胸部を強打したことが原因で間もなく死亡している。
この少年は、いわゆる「ハコ乗り」と呼ばれる状態でクルマに乗っていたところ、クルマが校庭内に設置されていたスロープに左前輪を誤って乗り上げてしまい、この弾みでクルマが右側に倒れた。
事故当時この少年と現場にいた仲間によると、少年の運転するクルマは突然スピードを上げ、スロープに突っ込んだとしており、警察では少年が誤ってアクセルを踏み込むなどし、クルマを制御することができないままスロープに突っ込んだことが事故の原因とみている。