17日早朝、茨城県水戸市内の県道で、トラックが信号柱に激突して炎上しているのを現場を通り掛かったクルマの運転者が発見。消防が消火作業に当たったが、運転席からは男性とみられる焼死体が発見されている。
茨城県警・水戸署によると、事故が起きたのは17日の午前5時ごろとみられる。水戸市谷津町付近の県道を通り掛かったクルマの運転者などから「路肩でトラックが激しく炎上している」という内容の110番通報が入った。
消防が現場に急行して消火作業に当たったが、トラックは激しく炎上しており、鎮火には約1時間を要した。運転席からは男性とみられる1人の焼死体が発見されている。
トラックは同日未明に埼玉県三郷市内のガソリンスタンドから盗難されたもので、盗難時には荷台にガソリンが入った携帯缶10本(合計で約200リットル)が積載されていたという。
現場は片側1車線の緩やかな左カーブで、トラックは速度超過のためにこれを曲がりきれず、そのまま直進。道路右側に設置されていた信号柱に激突したらしい。現場の30mほど手前には急ブレーキを掛けたときに生じたブレーキ痕がくっきりと残されていた。
警察では衝突の衝撃で積載していたガソリン缶が倒れて中身が漏れ、これに何らかの火が引火したことが炎上の原因とみてさらに調べをすすめるとともに、死亡した男性の身元についても調べを進めている。