酒気帯び容疑者追跡中のパトカー、激突

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17日未明、兵庫県柏原町内で、職務質問から逃走した乗用車を追跡していた柏原署のパトカーが、縁石に衝突して大破する事故が起きた。この事故によってパトカーを運転していた巡査部長が軽傷、同乗の警部補が重傷となっている。

兵庫県警・柏原署によると、事故が起きたのは17日の午前0時40分ごろ。これより前の同日午前0時30分ごろ、氷上町内の国道176号線でフラフラとした挙動で走る1台のクルマを発見。国道沿いの店舗駐車場に誘導した上で職務質問を実施しようとした。

2人の男は素直に応じる姿勢を見せていたが、署員がパトカーから降りて駐車場に誘導しようとした際、その場から急加速して逃げ去った。運転していた男は酒気帯びの可能性が高かったことから、署員はパトカーでの追跡を開始した。

パトカーは80km/h程度のスピードで3kmほど追跡したが、柏原町下小倉付近で左カーブを曲がり損ねて直進。そのまま道路を逸脱して縁石に激突、大破している。

この事故で運転していた48歳の巡査部長が肩などを打撲する軽傷。助手席に同乗していた50歳の警部補が右足首骨折の重傷を負った。

警察では事故の原因しを調べているが、高速度での追跡の最中に起きた事故でもあることから、現時点では運転ミスの可能性が高いとして、業務上過失傷害容疑で運転していた巡査部長から当時の状況について話を聞いている。

《石田真一》

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