14日早朝、東京都品川区内の首都高速湾岸線西行きの東京港トンネルの3カ所でクルマ8台が関係する追突事故が連続発生した。幸いにも車両火災への発展は免れたが、この事故で男性8人が軽傷を負っている。
警視庁・高速隊によると、最初の事故が起きたのは14日の午前6時20分ごろとみられている。品川区東八潮付近の首都高速湾岸線西行き・東京港トンネル内で、渋滞のために速度を落としていたワゴン車にこれを見落とした普通トラックが追突した。
さらにこの2台を避けようとした別の普通トラックが急な車線変更を行ったため、後続のワゴン車と接触。
また、この現場から150m後方のトンネル入口付近でも午前6時25分ごろに事故渋滞を原因とする追突事故が発生。結果としてクルマ8台が絡み、運転者など8人が負傷する多重事故に発展した。ただし、3カ所とも衝突時の速度が低かったため、車両の大破は免れ、車両火災などに発展することもなかった。
警察では事故の原因を調べているが、いずれのケースも前方不注意や安全確認の怠りが発端とみられている。