夏に活発化する暴走族…神奈川県警が摘発

自動車 社会 社会

神奈川県警は14日、横浜市内で大規模な暴走を行っていた暴走族グループを摘発、ナンバープレートを装着していないで走行していたバイク4台を押収するとともに、運転していた少年1人を道路運送車両法違反の現行犯で逮捕した。

神奈川県警・交通指導課によると、今回の摘発対象となったのは、横浜市内を拠点とする大規模暴走族グループ。

調べによるとこのグループは、14日午前1時ごろに横浜市神奈川市内に集結。メンバー約70人がバイク約30台、乗用車約10台に分乗し、湘南方面に向けて暴走を開始した。

警察では暴走開始直後から追跡してきたが、徐々に示威行為がエスカレートしてきたために「危険」と判断。横浜市戸塚区吉田町付近の国道1号に非常線を設置し、後ろを走るパトカーがここに追い込む形で摘発した。

メンバーはバイクを捨てて逃走したり、クルマは側道に逃げ込むなど抵抗したが、警察では逃げ遅れたメンバーのうち、ナンバープレートを外したバイクを運転していた18歳の少年を道路運送車両法違反(ナンバー隠ぺい)の現行犯で逮捕するとともに、現場に放置されたナンバー無しバイク4台を押収した。

また、暴走に参加していた他のメンバーについても、主要交差点でのビデオ撮影を行っており、人物特定が出来次第、道路交通法違反(共同危険行為)などで検挙していく方針だ。

摘発対象となったグループは、横浜市内を活動拠点とする複数グループで構成されており、今回の暴走については警察が事前に情報を得て、取り締まり準備を進めていた。

警察では「夏に向けて暴走族の活動も活発化していくが、警察でもこれには厳しく対処したい」とコメントしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV