自動車需要が急成長している中国で、5月の乗用車販売台数が前年同月比20%減となったことが明らかになった。中国の現地の各紙が報道している。
中国の乗用車需要は毎月、50%以上の伸びが続いてきた。しかし、5月に急落した模様で、メーカーによっては30%以上マイナスとなったケースもある模様だ。販売台数が急落したのは、中国政府が自動車ローンの審査の厳格化を銀行に指示したためと見られるが、詳しい原因は明らかになっていない。
ただ、中国政府は自動車産業の育成は奨励しているものの、急激な自動車保有台数の増加による交通渋滞、環境問題、ローン焦げ付きによる金融不安などに懸念を示しており、今後の動向に各社とも神経をとがらせている。