折れたプロペラシャフトが燃料タンクを直撃

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7日午後、群馬県藤岡市内の上信越自動車道で、走行中の普通トラックのプロペラシャフトが破断し、パーツの一部が燃料タンクを突き破り、軽油を飛散させる事故が起きた。

また、シャフトの一部が路面に落下し、後続車がこれに乗り上げるトラブルも起きている。

群馬県警・高速隊によると、事故が起きたのは7日の午後3時40分ごろ。藤岡市上大塚付近の上信越自動車道下り線を走行していた68歳男性の運転する普通トラック(2トン車)のプロペラシャフトが突然破断した。

折れたシャフトの一部は燃料タンクを突き破り、トラックは停止するまでの約150m区間に燃料の軽油を飛散させた。また、路面に落ちた部品の一部に後続車が乗り上げ、車体の一部を損傷させるという被害も出ている。

運転していた男性は警察の調べに対し、「加速できなくなったと思ったら、後方から激しい音が響いた」と供述しており、警察では整備不良と構造的欠陥の両面から調べを進めている。

トラックはかなりの量の軽油を路面などに飛散させており、スリップによる二次災害をも懸念されることから、日本道路公団では現場付近を約2時間に渡って閉鎖。油の除去などを行った。

《石田真一》

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