6日夜、三重県松坂市内の伊勢自動車道で中央分離帯などに接触する事故を起こしたクルマの運転者が、事故現場に隣接する池に身投げするという事故が起きた。男性は同日深夜に池に沈んでいるのが発見されたが、7日未明までに死亡が確認されている。
三重県警・高速隊、同・松坂署によると、事故が起きたのは6日の午後9時ごろだという。松阪市小阿坂町の伊勢自動車道上り線を走行していた47歳男性が運転する乗用車が、中央分離帯と左側の路肩に相次いで接触するという事故を起こした。
乗用車はそのまま路肩に停車したが、運転していた男性は車外に出ると、そのまま下り線を歩いて横切り、さらには高さ1mあまりの防音壁を乗り越え、伊勢道の高架橋下約20mにある坊谷池に身投げし、そのまま行方がわからなくなった。
事故を起こしたクルマに同乗していた49歳の知人女性や、上下線を走行していたクルマのドライバーから警察への通報が相次ぎ、地元警察や消防など約20人が池の周辺を捜索した。
その結果、同日深夜になって池に沈んでいる男性を松阪広域消防本部の潜水隊が発見。ただちに救助して病院に搬送したが、7日未明までに死亡していることが確認された。
警察では事件と事故の両面から調べているが、接触事故の経緯に不審な点もあることから、警察では同乗していた女性からさらに事情を聞く方針だ。