アルコール検知拒否で現行犯逮捕「絶対に嫌だ」

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茨城県警は6日、職務質問の際に行ったアルコール検知を強固に拒否した55歳の養護学校教諭を道路交通法違反(飲酒検知拒否)の現行犯で逮捕した。同県警ではアルコール検知拒否に対して厳しく対処することを表明しているが、実際に逮捕に至ったケースは珍しいという。

茨城県警・日立署によると、事件が起きたのは6日の午前1時5分ごろ。日立市森山町3丁目付近の国道6号線でパトロールを行っていた同署のパトカーが、ふらふらとした挙動で走る1台の乗用車を発見した。

乗用車はセンターラインを何度か越えそうになったため、パトカーに乗務していた警察官は「飲酒運転の可能性が高い」と判断。このクルマに対して停止を求めた。

クルマは指示に従って停止。運転していた男は周囲に酒臭さを漂わせながらも、強固に「酒は飲んでいない」と主張した。警察官は「それではアルコール検知を実施させてください」と求めたが、男はこれを頑なに拒否した。

何度かのやり取りがあるうち、男は現場から逃走する姿勢を見せたため、警察官は逃走意思があると判断。道交法違反(飲酒検知拒否)の現行犯で逮捕した。

男は日立市内にある養護学校の教諭で、逮捕後の聴取では飲酒の事実を大筋で認めているという。

《石田真一》

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