【新聞ウォッチ】三菱自、河添元社長らも“追加”立件へ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年6月8日付

●三菱自動車クラッチ欠陥、河添元社長ら立件へ。山口の死亡事故、業務過致死容疑(読売・1面)

●トヨタ、ダイハツ初の共同開発車(読売・10面)

●UFJ支援に含み、トヨタ社長(読売・10面)

●世界の自動車メーカー中国生産を拡大、11日から北京モーターショー(毎日・8面)

●中国に30億ドル米GMが投資、07年までに(毎日・8面)

●自社株取得へ、トヨタ(産経・8面)

●トヨタ社長に日本宣伝大賞(産経・8面)

●ディーゼル車規制で大気汚染、6割「改善」と評価、都調査(産経・27面)

●燃料電池バス運休、都など部品リコールで(産経・27面)

●三菱事件受け国交省方針、リコール精度強化/監視や調査能力を向上(産経・30面)

●暮らしにジワリ、原油高騰の影、ガソリン、航空運賃に“転嫁”(東京・3面)

●環境技術開発は両にらみで、竹中恭二・富士重工社長(東京・8面)

●こちら特報部:三菱自動車の再生は、路上がテストコース? 「スリーダイヤ隠し走行」(東京・28、29面)

●フォード、マツダ南京に合弁工場、2006年、700億円、能力5割増に(日経・1面)

●自動車の世界販売、新興市場台頭、147万台増、昨年、中国は112万台増(日経・11面)

ひとくちコメント

三菱自動車の欠陥死亡事故を捜査している神奈川・山口両県警による共同特捜本部は、同社の河添克彦元社長ら元役員6人前後を業務上過失致死容疑で立件する方針を固め、近く本格捜査に乗り出すという。きょうの読売がまたまた1面トップで報じている。

刑事責任追及で事情聴取を受けていたことは、先週末からの一部報道で明らかになったが、ついに「立件」そして、逮捕へと捜査が進展するもよう。読売によると「歴代役員の申し送りでクラッチについても欠陥を把握しながら、安全対策を怠っていたことを重視、刑事責任追及が不可欠と判断した」と伝えている。

立件対象は、河添元社長のほか、道路運送車両法違反の罪ですでに起訴され、保釈中の前三菱ふそうトラック・バス会長の宇佐美隆被告ら元首脳・幹部6人前後という。三菱自動車関連の記事が紙面から消える日はいつのことか?

《福田俊之》

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