常習犯? パトカーに体当たりして逃走

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1日午後、奈良県天理市内で警察官が車上荒らしの容疑者とみられる男に職務質問しよとしたところ、この男がクルマを急発進させてパトカーなどクルマ2台に自車を衝突させながら強引に突破するという事件が起きた。

このクルマは追跡してくるパトカーから逃れる際にも衝突事故を起こすなどしたが、運転していた50歳の男は約30分後に逮捕されている。

奈良県警・天理署によると、事件が起きたのは1日の午後4時ごろ。同署の捜査車両(覆面パトカー)が天理市内の国道169号線をパトロール中、車上荒らしの現場で度々目撃されている車種と同一のワゴン車を発見。追跡を開始した。

その後、ワゴン車は道路沿いにある駐車場に入っていくことを確認。捜査車両が出入り口付近を塞ぐ形で停止。乗っていた警察官1人が歩み寄って職務質問しようとしたが、運転席にいた男は相手が警察官と認識した瞬間、クルマを急発進させた。

ワゴン車は捜査車両と他の駐車車両1台を強引に押しのけるようにして逃走を開始。捜査車両もすぐに追跡を開始した。ワゴン車は20分ほど逃走を続けたが、途中で他車との接触事故を起こして立ち往生。運転していた50歳の男は追跡してきた警察官2人に取り押さえられ、公務執行妨害の現行犯で逮捕された。

男が乗っていたワゴン車は5月上旬から天理市内で頻発した車上荒らしの現場近くで目撃されており、クルマ自体も盗難されたものだった。警察ではこの男が犯行に関与した可能性が極めて高いとみて、窃盗容疑での再逮捕を視野に入れた捜査を続けていく方針だ。

《石田真一》

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