免許証を偽造、言い訳は「仕事に必要」

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福岡県警は1日、偽造した運転免許証を持ち歩き、警察官からの職務質問時にそれを提示していたとして、51歳の男を有印公文書偽造、同行使容疑で同日までに書類送検した。男は「仕事のために免許が必要で、仕方なく所持した」と供述しているという。

福岡県警・交通指導課によると、有印公文書偽造や同行使の容疑で書類送検されたのは、北九州市内に住む男。

調べによると、この男は今年3月4日の午前、北九州市八幡東区内で軽微な交通違反を行い、接遇した警察官に対して偽造した免許証を提示した疑いが持たれている。

男は違反点数の累積によって2001年12月に免許取り消しの処分となったが、取り消される直前にカラーコピーを取るなどして免許証の肖像を保存。取り消された後はこのカラーコピーにラミネート加工も施し、普段から持ち歩いていた。

カラーコピーであるため、細かい文字などににじみがみられるものの、夜間などに短時間の提示を求められた場合などは瞬間的に真偽の見分けがつかないレベルだった。

男は警察の取り調べに対して「仕事でクルマを運転する機会が多く、免許が必要だった」と供述しており、実際にこの偽造免許証を使って数回の職務質問を切り抜けた経験があるとも主張している。

《石田真一》

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