大阪府警は1日、大阪市北区内で恒常的な駐車違反を繰り返し、警察からの出頭要請も25回に渡って無視したとして、同区内で飲食店を経営する39歳の男を道路交通法違反(駐車禁止)容疑で逮捕した。
大阪府警・交通指導課、同・曽根崎署によると、逮捕されたのはJR大阪駅近くのビジネス街で飲食店を経営する39歳の男。
調べによると、この男は昨年9月ごろから、大阪市北区梅田1丁目付近(JR大阪駅前)や自宅近くの路上へ自らが所有する乗用車を恒常的に路上駐車していた。警察では合わせて21回取り締まり、25回出頭要請したが、男はこれらをすべて無視。以後も同様の駐車違反を繰り返していた。
警察ではこうしたことから、この男を「悪質な違反者」と断定。男が経営する店の周辺で張り込みを行い、男が駐車違反行為を行う瞬間を複数の警官で現認し、男の容疑を確定するという作業に入った。
この結果、今年4月に男が駐停車禁止場所で16分間の駐車違反を行い、さらには違反警告書を隠してクルマを走行させたことを確認。男が実際に駐車違反を行ったことが確認できたとして逮捕に踏み切った。
警察の調べに対し、男は「反則金を支払うのが嫌で出頭しなかった。たかが駐車違反で逮捕するなんて…」と供述しているという。