千葉県警は1日、第2種運転免許を取得していないにも関わらず、代行運転で客を乗せたとして、千葉市内の代行運転業者で勤務する3人の男を道路交通法違反(無免許運転)の容疑で逮捕した。
改正道交法の施行によって、同日から運転代行業の従事者は第2種運転免許の取得が必須になったことを受けたもの。
千葉県警・千葉中央署によると、この3人は1日の午前1時ごろ、第2種運転免許証を取得していないにも関わらず、客を乗せて運転代行の業務に就いていた疑いが持たれている。同署が千葉氏中央区内で行っていた飲酒検問の際、2種免許の未取得が発覚した。
「自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律」に付随する形で改正された道交法の施行によって、今年6月1日の午前0時からは顧客車(代行運転普通自動車)を運転する場合、タクシーなどと同様に旅客自動車用の第2種運転免許を取得することが必須となった。
周知期間は3年確保されており、この間に代行業者は免許を取得することになっていた。
第1種運転免許を持っている場合でも、代行業としての業務を行う場合には、2種免許を取得していないと無免許運転扱いとなり、取り締りの対象となる。今回逮捕された3人は「教習所に行く暇が無かった」、「教習料が高すぎる」などを理由に、取得が必要なことを知りつつ、これまで取得しなかったと供述しているようだ。