27日未明、静岡県静岡市で、大型トラックが渋滞のために停止していた別の大型トラックに追突したことをきっかけとして、車両6台が関係する多重衝突事故に発展した。この事故で事故の発端となったトラックを運転していた男性が死亡。前方の別のクルマに乗っていた3人が重軽傷を負っている。
静岡県警・静岡中央署によると、事故が起きたのは27日の午前2時45分ごろ。静岡市桜町1丁目付近の国道1号線バイパス・安倍川大橋で、渋滞中の車列に大型トラックが減速しないまま突っ込み、追突された別の大型トラックも前方のクルマに追突するなどして、合計6台の車両が関係する多重衝突事故に発展した。
この事故で事故のきっかけとなった大型トラックを運転していた50歳の男性が胸などを強く打ち、間もなく死亡。前方のトラックを運転していた44歳の男性など3人が重軽傷を負っている。
警察では最初に追突したトラックの前方不注意が事故の原因とみている。この事故ために現場となった安倍川大橋は上下線とも約2時間30分に渡って通行止めとなり、最大2kmの渋滞が生じ、未明にも関わらず周辺の交通は混乱した。