「人をひいちゃった、どうしよう」と涙の告白

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26日午前、熊本県熊本市内で道路を横断していた70歳の女性がはねられた。女性は足の骨を折るなどの重傷を負ったが、クルマはそのまま逃走した。

警察では事故から1時間半後に110番通報し、事故を起こしたまま逃走したことを告白した19歳の女を業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

熊本県警・熊本南署によると、事故が起きたのは26日の午前10時ごろ。熊本市萩原町付近の県道で、道路を横断しようとしていた70歳の女性が減速しないまま走行してきた軽自動車にはねられた。

クルマは現場からそのまま逃走。被害を受けた女性は現場近くの病院に搬送されたが、足の骨などを折る全治3カ月の重傷を負った。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、事故から1時間30分ほど経った午前11時30分ごろ、「事故を起こしたまま逃げてしまった。どうして良いのかわからない」という110番通報があった。

電話を受けた担当者は通報してきた女を説得。現場近くの警察署に行くように諭した。19歳の女はこれを受ける形で同日午後に警察に出頭し、容疑が固まったとして夕方までに逮捕されている。

取り調べに対してこの女は「知人から借りたクルマで事故を起こした。人をはねたことはもちろん、知人にどう言い訳していいかわからず、気が動転して逃げてしまった。悪いことをしたとは思っている」と供述しているようだ。

《石田真一》

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