酒気帯び乗用車、救急車に突進

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26日未明、千葉県君津市で、患者を搬送中の救急車が赤信号を無視して交差点に進入してきた乗用車と出会い頭に衝突した。この事故によって救急車の後部で患者の救護を行っていた救急隊員2人が重傷を負っている。

千葉県警・君津署によると、事故が起きたのは26日の午前3時30分ごろ。君津市外箕輪4丁目付近の国道127号線で、近くの病院に向けてケガ人を搬送していた救急車が青信号に従って交差点を通過しようとしたところ、信号を無視して走行してきた乗用車と出会い頭に衝突した。

この事故で救急車の後部で患者の救護作業を行っていた47歳の司令補と27歳の消防士が衝突の弾みで転倒、頭や首を強打する重傷を負った。また、救急車を運転していた29歳の消防士長も首などを打撲する軽傷を、搬送されていた65歳の男性も軽いケガをして、いずれも現場に手配された別の救急車によって病院に搬送された。

乗用車を運転していた21歳も軽傷を負っているが、警察では男のケガの回復を待って業務上過失傷害と道路交通法違反(信号無視、酒気帯び運転)の容疑で検挙する方針だ。事故当時この男は酒気帯びで、しかも制限速度オーバーで走っていたらしい。

《石田真一》

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