26日未明、宮城県仙台市で、交差点をUターンしようとしていた乗用車と、直進していた大型トレーラーが衝突した。トレーラーは乗用車を回避しようとして横転、積荷の丸太60本を周囲に散乱させた。この事故で現場付近は約5時間に渡って通行止めとなって、周囲の交通に混乱が生じている。
宮城県警・仙台南署によると、事故が起きたのは26日の午前2時25分ごろ。仙台市太白区中田町付近の国道4号線で、交差点でUターンしようとしていた27歳男性の運転する乗用車と、反対車線を直進していた55歳男性の運転する大型トレーラーが出会い頭に衝突した。
トレーラーの運転手は前方に割り込んでくる乗用車を発見して急ハンドルを切り、衝突を回避させようとしたが、これが原因でバランスを崩して横転。積荷の丸太60本を現場付近に散乱させた。
事故によるケガ人は無かったが、丸太が散乱したことで現場付近は通行が全くできない状態となった。さらにはこの丸太の回収にも手間取り、国道4号線の上り線は約5時間に渡って通行止めとなっている。
朝のラッシュ時までに撤去は完了したが、現場周辺での交通混乱は午前9時ごろまで続いたという。
警察では双方のドライバーに安全確認の怠りがあり、これが事故の原因につながった可能性が高いとして、引き続き事情を聞いている。