衝突で積荷が散乱、歩行者を直撃

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8日夜、愛知県岡崎市内の交差点で、衝突事故を起こしたクルマから落ちた積荷のコンクリートブロックが歩行中の72歳男性に直撃した。男性はすぐに病院へ運ばれたが、出血性ショックなどが原因で間もなく死亡している。

愛知県警・岡崎署によると、事故が起きたのは8日の午後8時ごろ。岡崎市伝馬通3丁目付近の県道交差点で、乗用車とトラックが出会い頭に衝突するという事故が起きた。

この事故自体は軽微なものだったが、トラックの荷台に積まれていたコンクリートブロック(15cm×15cm)20個ほどが衝突の弾みで落下し、散乱した。このうちの一つが現場付近の歩道を歩いていた72歳の男性を直撃、男性は現場に倒れこんだ。

男性が倒れたのは衝突地点から10mほど離れた場所だったため、当初はこれに気づく人がおらず、事故から15分後の午後8時15分ごろ、付近に住む人が出血し意識を失っている男性に気づいた。男性はすぐに病院へ運ばれたが、約3時間後に出血性ショックなどが原因で死亡した。

男性の大腿部には何かが当たったような打撲痕があり、この部分の皮膚が切れて出血していた。警察では落ちたブロックの一部が当たったことは確実とみて、業務上過失致死容疑でブロックを運搬していたトラックの運転手から積荷の搭載方法について尋ねるとともに、事故発生に至った詳しい原因を調べている。

《石田真一》

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