9日のスペインGP決勝は、ジャンプスタートでトップに立った4番グリッド、ルノーのヤルノ・トゥルーリが第1スティントまで首位をキープする。
だが前日、驚異的な走りで予選を制したミハエル・シューマッハ(フェラーリ)が1回目のピットストップでトップを奪還、そのまま守りきってF1参戦200戦目を開幕5連勝で飾った。
2位には2回ピットストップ作戦が効いたチームメイトのルーベンス・バリケロが入り、今シーズン3度目のフェラーリ1-2フィニッシュ。3位にはトゥルーリが入った。
予選で日本人最高となる3番グリッドを獲得した佐藤琢磨(B・A・R・ホンダ)。スタートで抜群の速さを見せるなど、強さの目立ったルノー勢のフェルナンド・アロンソに一歩及ばず、自己ベストタイの5位入賞。予選で惜しくもコースアウトし下位グリッドに沈んだジェンソン・バトン(B・A・R・ホンダ)は挽回し8位入賞を果たした。
トヨタのクリスチアーノ・ダマッタは13位完走。7番グリッドスタートのオリビエ・パニス、ポイント圏内を走行していたが、ピットレーン速度違反でペナルティを受けた後、トラブルのためマシンを止めた。