ゴールデンウィーク中の交通事故…減少傾向

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警察庁は6日、今年のゴールデンウィーク中に発生した交通事故の死亡者数が全国の合計で141人となり、昨年と比較して3人減ったことを明らかにした。負傷者数も1万5981人となり、こちらも同3762人の減少となっている。

これは警察庁・交通局が発表したもの。今年のゴールデンウィーク(4月29日から5月5日までの7日間)に全国で発生した交通事故の件数は1万2602件で、前年よりも2964件(19%)減少となった。全体の発生件数が下がったことによって死傷者の数も減少しており、死亡者数で2.1%、負傷者数で19.1%、それぞれ減少した。

ただし、行楽者が当事者となった事故で見た場合には、死亡事故件数が前年同期よりも7件増えて34件に。率にして25.9%アップとなった。死亡者数も39人となり、前年よりも12人増加。ポイントにして44.4%アップとなっている。

これは死者数が2人以上の事故が相次いだためで、連休中で最悪となったのは愛知県春日井市内で4日未明に発生し、6人が死傷した事故だった。

都道府県別の死者数でみると、最も多かったのは群馬県で8人。以下、北海道、静岡、愛知、福岡の7人。徳島が6人を記録した。逆に死亡者ゼロとなった県は秋田、山梨、兵庫、奈良、愛媛、鹿児島の各県となっている。

今年は西日本などで天候が悪化し、外出を控えるケースも出てきたため、全体の事故数も減少したものとみられている。

《石田真一》

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