1日より、新たにEUに10カ国が加盟した。これを祝福するために、それぞれの国の国旗とEUの旗を屋根に描いた『MINI』(ミニ)11台が、EU本部のあるベルギーのブリュッセルに集合する。
新たに加盟するのは、エストニア、リトアニア、ラトビアの旧ソ連の3カ国、ポーランド、スロバキア、スロベニア、チェコ共和国、ハンガリーの旧東欧8カ国、そして、マルタとキプロスの2つの地中海の島国。
この10カ国とEUの旗を屋根に描いたMINIは、ブリュッセルの中心部にある観光施設“ミニ・ヨーロッパ”に現れる。この“ミニ・ヨーロッパ”は、パリのエッフェル塔やロンドンのビック・ベンなど、ヨーロッパの観光名所のミニチュアを300個集めた施設で、EU拡大を祝うのにふさわしい場所だ。
ところで、EU拡大に伴い、労働市場を同時に開放するイギリスでは、東欧などから安い労働力が流れ込んでくることを懸念する声も上がっている。その一方で、経済を活性化させるきっかけになる、との意見もあり、ヨーロッパの自動車業界でも、EU拡大の影響が、どの程度のインパクトを持つのか注目を集めている。