【新聞ウォッチ】日産「バリューアップ」…“元祖”はハンバーガー?

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年4月27日付

●日産、売上高8.8%増、過去最高、世界販売300万台突破、3月期決算(読売・2面)

●三菱自動車エクロート社長退任(読売・2面)

●イスタンブールまでドライブ、アジアハイウェー政府間協定署名式(読売・2面)

●強気の日産、28車種投入、三カ年計画、ゴーン氏「今後も責任」(朝日・10面)

●三菱自動車除く4社、最高、自動車大手の海外生産(朝日・10面)

●外資提携自動車三者三様、復活日産、優等生マツダ、窮地三菱(産経・1面)

●張トヨタ社長「環境対応、成長のチャンス」地球環境大賞授賞式(産経・1面)

●「あっても言わない」三菱自動車買収けむに巻く、ゴーン社長(東京・9面)

●国内向け初の共同開発、ダイハツ・トヨタ地、小型車6月メド(日経・13面)

●ダイハツ、経常利益43%増、前期ムーヴ・ミラ好調維持(日経・15面)

ひとくちコメント

日産自動車のカルロス・ゴーン社長が来年度からの新3カ年計画「日産バリューアップ」を発表した。3年間に、世界販売を現行計画より82万台増の420万台に増やし、期間中に28の新車種を投入という、大胆な拡大戦略だ。

きょうの各紙が「強気の日産28車種投入」(朝日)、「ゴーン改革、さらに上へ」(読売)、「安定から拡大へ」(毎日)、「強気ゴーン社長・単独で400万台販売」(東京)など、バリューアップを報じる大胆なタイトルがおどっている。

「大きな夢」を語る経営トップといえば、きょうの各紙が報じているが、この21日に亡くなった日本マクドナルドの創業者・藤田田さんを思い浮かべる。

筆者の記憶では「バリュー」というキャッチコピーを使い始めたのは平日半額バーカーを売り出したマックが“元祖”のように思える。“異能経営者”と呼ばれても発想はゴーン社長も藤田さんもよく似ているようだ。

《福田俊之》

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