救急車に乗用車が突っ込む

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24日夜、大阪府八尾市内の市道交差点で、急病人を乗せて緊急走行中だった救急車の側面に乗用車が衝突する事故が起きた。この事故で病人の付き添いで乗っていた44歳の女性と、52歳の消防士長が頭を強く打つなどして収容先の病院で死亡している。

大阪府警・八尾署によると、事故が起きたのは24日の午後9時10分ごろ。八尾市清水町2丁目付近の市道交差点を緊急走行していた八尾市消防本部が所有する救急車の側面に乗用車が衝突した。

この事故で急病人の搬送に付き添いで救急車に乗車していた44歳の女性と、酸素ボンベなどの操作を行っていた52歳の消防士長の2人が衝突直後に転倒して頭を強打。2人とも収容先の病院で相次いで死亡した。

また、腹痛を訴えて搬送中だった20歳の女性が車内の落下物などで頭を打つ軽傷。運転していた救急隊員など2人も軽傷を負った。

現場は信号機のある交差点で、救急車側の信号機が赤だったとみられる。救急車は当時サイレンと赤色灯を併用して緊急走行を起こっていたが、これを見落とした乗用車が交差点内に進入し、衝突事故を起こしたようだ。

警察では業務上過失傷害の現行犯で乗用車を運転していた35歳の男を逮捕。2人が死亡した後は容疑を業務上過失致死傷に改めて取り調べを進めている。

《石田真一》

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