駐車車両へ激突、ドライバーに泥酔の可能性

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神奈川県警は20日、今月10日に秦野市内で路上に駐車していたトラックに乗用車が激突し、乗っていた5人全員が即死したという事故について、この乗用車を運転していた20歳の男性の血液から高い濃度のアルコールを検出していたことを明らかにした。

事故は当初、スピードの出しすぎによって起きたとみられていたが、ここにきて飲酒運転が原因という可能性が高くなった。

問題の事故は今月10日の午前5時25分ごろに発生した。秦野市堀山下付近の市道で、猛スピードで走ってきた乗用車が突然スピン、路肩に駐車していた大型トラックの後部に突っ込んだ。乗用車はトラックの下に潜り込むような形で激突。屋根部分が大破し、乗っていた5人全員が死亡した。

神奈川県警・秦野署では、当初この事故が著しい速度超過を原因として発生したものとみていた。ところが科学捜査研究所の調べによって、乗っていた5人全員の血中から高濃度のアルコールが検出されていたことが明らかになった。

運転していた20歳の男性については泥酔相当に近い濃度が検出されており、正常にクルマの運転ができる状態でなかった可能性が高いという。

5人は事故の直前まで秦野市内のカラオケ店にいたことが確認されており、警察ではこの店の記録から5人の飲酒量を推定し、最終的に事故原因を特定したいとしている。

《石田真一》

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