大阪府警は20日、昨年8月末に大阪府吹田市内や豊中市内でバイク約30台による大規模な暴走行為を行い、周辺の交通に混乱を生じさせたとして、24歳の男を筆頭とする暴走族グループのメンバー11人を道路交通法違反(共同危険行為)容疑で逮捕。同容疑で少年31人を書類送検した。
大阪府警・吹田署によると、今回逮捕されたのは吹田市内を拠点に活動する暴走族グループのメンバー11人。
このグループは昨年8月31日未明、メンバー約40人が27台のバイクに分乗する形で「夏休みサヨナラ暴走」と称し、吹田市内や豊中市内で約2時間に渡って暴走行為を行った疑いがもたれている。
メンバーは低速走行やジグザク走行、対向車線逆走などを繰り返し、他の車両に急ブレーキや急ハンドルによる回避などをさせ、周辺交通に著しい危険を生じさせたという。
警察では事故を誘発する危険性があるため、当日の摘発は行わず、主要な交差点やパトカー車内からビデオカメラによる録画撮影を行い、後日暴走に関わったメンバーを検挙。20日までにほぼ全員を摘発した。