【神尾寿のアンプラグドWeek】買ってきてポン!「通信電池」

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4月8日、日本通信がノートパソコン向けのモバイルデータ通信サービス「b-mobile」の新商品として、「b-mobile ONE」を発表した。

b-mobile ONEのコンセプトは「通信電池」。乾電池は買ってきて装着すれば、すぐに使える。これと同じく、b-mobile ONEは面倒な手続きや設定をせずとも、誰でも簡単にノートパソコンでモバイルインターネットができるのがウリだ。

実際にトライした人ならわかると思うが、これまで携帯電話以外でモバイル通信をしようと思うと、通信カードを購入するだけではダメで、ISPの入会から、パソコンの初期設定まで煩雑でスキルを要求される作業が必要だった。

b-mobile ONEでは端末価格に通信料金とプロバイダー料金がセットになっていて、通信カード型の端末を購入して付属ソフトをインストールするだけで、一定期間の間、インターネットが使い放題になる。利用期間が過ぎたら、サービス料金だけ支払う事で"充電"し、端末を買い換えることなく継続利用する事も可能だ。

b-mobileシリーズの通信システムはDDIポケットの定額制PHSサービス「Air H"」をベースにしており、通信速度は最大128Kbps。しかし、通信中のデータを圧縮するアクセラレーター機能を使うことで、実際のスピード以上の体感速度が得られる。

また、無線LAN機能内蔵のノートパソコンならば、日本通信と提携する全国3000ヶ所の公衆無線LANアクセススポットで無線LANによる高速インターネットが利用できる。この際の料金はb-mobile ONEの利用料金に含まれており、利用期間内なら無制限で使える。

b-mobile ONEのPHS通信と公衆無線LAN通信は、付属のb-Access ONEというソフトで簡単に切り替えて使える。別々のキャリアが提供する複数の通信システムをハイブリッドで利用できる点でも、b-mobile ONEはユニークであり、個々のサービスにそれぞれ契約するよりもお得で使いやすい。

b-mobile ONEはまずはノートパソコン向けサービスとして登場するが、ユーザーにITリテラシーを要求せず、誰でも簡単にモバイル通信サービスが利用できる「通信電池」の考え方は、家電や車載器の世界でもメリットが発揮されるはず。今後の発展に期待したい。

《神尾寿》

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