18日朝、岡山県岡山市内の市道で、ジョギングを行っていた41歳の女性が後方から接近してきた軽自動車にはねられ、右足の骨を折る重傷を負った。
運転していた若い男はクルマをその場に放置して逃走したが、約1時間後に現場付近で警察官によって発見され、殺人未遂容疑で逮捕されている。
岡山県警・岡山東署によると、事件が起きたのは18日の午前7時10分ごろ。岡山市奥市付近の市道で、近くに住む41歳の女性がジョギングを行っていたところ、後方から減速しないまま走ってきた軽自動車にはねられた。
この事故により、女性は右足の骨を折る全治2−3カ月の重傷を負ったが、クルマを運転していた若い男は現場にクルマを放置し、そのまま歩いて逃走した。
通報を受けた警察が現場付近を捜索していたところ、約1時間後に事故現場から300mほど離れた市道でボーッとした様子で立っている27歳の男を同署員が発見。職務質問したところ、女性をクルマではねた容疑を認めたため、同署に任意同行を求めた。
男は警察の取り調べに対して「刑務所に入りたいからわざと事故を起こした。はねる相手は誰でも良かった」などと供述したため、業務上過失ではなく殺人未遂容疑の適用を決定。午前9時までに同容疑で逮捕した。
男は「被害者の女性とは面識がない」、「(相手は)死んでないんですか」などと供述しており、詳しい動機や責任能力の有無についても調べを進める方針だ。