3日夜、福岡県大野城市内の県道交差点で、福岡県警・筑紫野署のミニパトカーが赤信号を無視して進行し、青信号に従って走行していた乗用車と出会い頭に衝突するという事故が起きた。
警察ではミニパトカー側の信号見落としが事故の原因とみて、業務上過失傷害と道路交通法違反容疑で運転していた57歳の巡査部長から事情を聞いている。
福岡県警・筑紫野署の調べによると、事故が起きたのは3日の午後9時ごろ。大野城市川久保1丁目付近の県道交差点で、同署・地域課所属の57歳巡査部長が赤信号を無視して交差点に進入。青信号に従って走行していた26歳男性運転のクルマと出会い頭に衝突した。
この事故で26歳男性と、同乗していた25歳の男性が全治1週間程度の軽傷を負っている。
このミニパトカーは近くで起きた交通事故処理を行うために出動していたが、現場で雨に見舞われたため、交番に雨具を取りに戻る最中だった。緊急走行ではないため、サイレンは使用していなかったが、赤色灯は点灯させた状態だった。
同署の調べに対し、運転していた巡査部長は「一つ先の交差点の信号が青になったため、停止していた信号も青に変わったと誤認してアクセルを踏み込んでしまった」と供述しているようだ。