酒気帯び状態で大型観光バスを運転し、Uターン禁止違反なども起こしたとして、広島県警は3日、和歌山県内のバス会社に勤務する42歳の運転手の男を道路交通法違反(酒気帯び運転、指定横断禁止等違反)で現行犯逮捕した。
広島県警・廿日市署によると、この男は3日の午前7時45分ごろ、廿日市市串戸付近の国道2号線で大型観光バスを運転中、転回禁止の場所で強引にUターンを行おうとしたところをパトロール中の同署員によって発見された。
署員は男に免許の提示を求めたが、この際に男の呼気が酒臭いことに気づき、アルコール検知を実施。この結果、酒気帯び相当量のアルコールを検出したため、道交法違反の現行犯で逮捕した。
当時このバスは近くのホテルに宿泊している乗客を迎えにいく途中であり、車内には女性バスガイド1人が乗車していた。
警察では男から飲酒状況について事情を聞いているが、男は「前夜に飲んだだけなので、飲酒運転ということが信じられない」と供述しているという。しかし、警察では「深夜から未明に掛けての時間帯にも酒を飲んでいた可能性が高い」として、ガイドからも話を聞く方針だ。