歩行者の存在をクルマに知らせる表示機…千葉船橋

千葉県警は25日、歩行者の体温を熱センサーで感知し、車道に「歩行者注意」という電光表示を出すとともに、横断歩道をライトアップする“ハイテク道路標識”を船橋市内の2カ所に設置したことを明らかにした。29日からの運用開始を予定している。

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千葉県警は25日、歩行者の体温を熱センサーで感知し、車道に「歩行者注意」という電光表示を出すとともに、横断歩道をライトアップする“ハイテク道路標識”を船橋市内の2カ所に設置したことを明らかにした。29日からの運用開始を予定している。

これは千葉県警・交通規制課が明らかにしたもの。今回導入されるハイテク道路装置は複数のセンサーが1セットになっている。

横断歩道の脇には立ち止まる歩行者の体温を感知する熱センサーが備えられている。センサーは路面から80cmの高さにあるが、これは幼稚園児の平均身長を参考に決められたという。

歩行者が横断歩道の手前で約3秒制止していると、センサーが熱を感知して歩行者がいると判断。車道上に設置された電光表示板へ「歩行者注意」の文字を表示するとともに、横断歩道部分をライトアップし、走行しているクルマに対して歩行者の存在を積極的にアピールする。

また、車道側には横断歩道の手前100m付近に光センサーを設置してある。クルマのヘッドライトを感知し、歩行者がいない場合でも横断歩道をライトアップ。さらには電光表示板へ「横断歩道注意」と表示して、注意を喚起する仕組みになっている。

この標識は歩行者の通行量が比較的多いものの、新たに信号機を設置してしまうとクルマの流れに支障が出る交差点向きの装置だという。必要なときにのみ歩行者の存在をアピールし、赤信号でクルマの流れを止めないことで道路の流れをスムーズにする狙いがある。

現在は装置自体が試作段階であり、導入に掛かるコストは歩行者用信号機よりも多少高い。ただし、ハイテク道路標識を設置するに相当する横断歩道の数は千葉県内だけで2万カ所近くある。量産化が進んだり、他の都道府県でも採用が進んだ場合、信号機を設置するよりも安上がりになるはず…と試算している。
《石田真一》

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