岩手県で教師が飲酒ひき逃げ…今年度8人

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岩手県警は24日、乗用車を運転中に前方を走るバイクに追突し、運転者に軽傷を負わせながらも現場から逃走しようとした45歳の中学校教諭の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)で23日に逮捕していたことを明らかにした。

今年度に岩手県内で飲酒運転絡みで逮捕・検挙された教職員の数は、今回で8人目になる。

岩手県警・紫波署によると、事故が起きたのは23日の午前1時20分ごろ。紫波町桜町付近の国道4号線で、千葉市に在住する36歳の男性がバイクで走っていたところ、後方から走ってきた乗用車に追突された。男性は追突された弾みで転倒したが、乗用車はそのまま走り去った。

男性は転倒の際に軽傷を負ったが、現場が紫波署の前だったことから歩いて署内に入って被害を通報。現場から逃げたクルマは200mほど走ったところで、後続車のドライバーに促され、現場に戻ってきたところを現行犯逮捕された。

男の呼気からは0.15ミリグラムのアルコールを検出。事故当時は酒気帯び状態であったことがわかった。後の取り調べでは、この男が中学校教諭だったことも明らかになっている。

男は取り調べに対して「前夜の午後10時30分ごろまで同僚らと酒を飲んでいた。クルマで仮眠した後、酔いが醒めたと思ったのでドライブしていた。すぐには自宅に帰りたくなかった」などと供述しているという。

今回の事故は幸いにも軽微だったが、岩手県内では教職員による飲酒運転や、それによる事故が相次いでおり、警察では「教師という自覚を持ってほしいものだが…」とコメントしている。

《石田真一》

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