キャリアカー、転落…JRストップ

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23日未明、北海道小樽市内の国道5号線を走行していた大型のキャリアカー(自動車運搬車)がガードレールを突き破り、崖から転落した。

キャリアカーは真下を走るJR函館本線の線路脇で留まったが、運搬していた乗用車2台が線路上に落下する危険があり、始発から3時間ほど列車の運行がストップした。

北海道警・小樽署によると、事故が起きたのは23日の午前4時10分ごろ。小樽市船浜町付近の国道5号線を札幌市方向に向けて走行していた大型キャリアカーが、カーブを曲がりきることができずに道路左側のガードレールに激突した。

キャリアカーはガードレールを突き破り道路を逸脱。そのまま崖から転落し、10mほど落下した。崖下には国道と並走してJR函館本線の線路があり、キャリアカーは線路の直前で停止している。

この事故によって、キャリアカーを運転していた29歳の男性が足の骨を折る重傷を負った。

また、キャリアカーに搭載されていた乗用車2台が線路上に落下する可能性があり、これらを撤去するため、JR函館本線は始発から午前7時25分まで15本の列車が運転を見合わせ、約4400人の足に影響が出た。

現場の路面は乾燥状態で、ブレーキ痕などが確認されなかったことから、警察では居眠り運転や運転操作の誤りが事故の原因ではないかとみている。

《石田真一》

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