クルマで自転車に突撃…女子中学生を監禁

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埼玉県警は22日、わいせつな行為を行う目的で女子中学生をクルマではね、目隠しをして車内に監禁していたとして、38歳の男を逮捕監禁容疑で逮捕した。男は容疑を大筋で認めている。

埼玉県警・春日部署の調べによると、問題の事件は昨年2月18日に発生している。同日の午後5時50分ごろ、春日部市樋籠付近の市道を自転車に乗って帰宅しようとしていた14歳の女子中学生が、後方から近づいてきた軽トラックに追突された。

女子中学生は路上に転倒したが、軽ワゴン車から降りてきた男はナイフを突きつけ、この女子中学生に対して「黙ってクルマに乗れ」と脅した。男は女子中学生を車内に押し込めると、タオルで両手を縛り、ビニールテープで目隠しをして監禁。そのままクルマを走らせた。

女子中学生はクルマが減速した際、ドアを開けて車外に飛び降り、そのまま走って逃げた。後続車のドライバーなどが異変に気づき、中学生を保護したため、軽トラックはそのまま逃走している。監禁された時間はわずか10分程度だったこともあり、女子中学生にケガは無かった。

警察ではわいせつ行為を目的とした逮捕監禁事件として捜査を開始。目撃証言などから38歳の男が容疑に関与した可能性が高いとして任意での聴取を続けていたが、男が容疑を認める供述を始めたため、22日に逮捕した。

埼玉県内では同様の事件が未遂も含め、これ以外にも確認されていることから、男の余罪についても追及する方針だ。

《石田真一》

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