政府は、2004年度から取り組む「規制改革・民間開放推進3カ年計画」を決定した。自動車検査制度(車検)は期間の延長について、04年度中に結論を出し、速やかに取り組むことを打ち出した。
3カ年計画は、総合規制改革会議(議長・宮内義彦オリックス会長)がまとめたもので、合計762項目にわたる。このなかで、車検制度については、現行で初回3年、2回目以降2年となっている自家用車の車検期間の延長を議論する方針を示した。
車検期間延長案は、同改革案の目玉の一つで、規制緩和効果は1兆円とも言われている。ただ、自動車整備業者の収益減少につながることは必死で、整備業界の反発が予想される。