タイヤをパンクさせた疑い、追及されて逆恨み?

自動車 社会 社会

7日夕方、愛知県弥富町内の町道で、乗用車の助手席に座っていた29歳の男性が車外からナイフで刺され、出血性ショックなどが原因で死亡するという事件が起きた。

事件の直前、被害者の所有するクルマのタイヤをパンクさせた疑いの深い男を友人とともに訪れているが、この人物が事件後逃走しており、警察では関連あるものとみて殺人容疑で行方を追っている。

愛知県警・蟹江署によると、事件が起きたのは7日の午後5時50分ごろ。知人の葬儀に出席するため弥富町鏡島両平八付近の住宅街を訪れていた29歳の男性が、友人とともに駐車場に止めた自分のクルマに戻ったところ、タイヤがナイフのようなもので切り裂かれパンクしていることに気づいた。

人為的に傷つけられたことは一目瞭然であり、男性は警察に通報しようとしたが、一緒にいた友人が「この近所でこんなことをやりそうなヤツはあいつしかいない」とされた人物の家に行くことになった。

友人がこの家を訪ねている間、男性はクルマの助手席に座っていたが、家から飛び出してきた男は意味不明の言葉を大声で叫びながら、助手席にいた男性の左胸を刃物で数度刺した。男性はすぐに病院へ運ばれたが、出血性ショックが原因で死亡している。

男はナイフを持ったまま逃走しており、警察では殺人容疑でこの男の行方を追っている。被害に遭った男性と刺した男の間には面識が無かったが、同じ町内に住む友人2人はこの男を知っていたとみられる。警察では一緒に行動していた友人から事情を聞いている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース