別れ話もつれ、ひき逃げ真相が明るみに

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大阪府警は23日、交際相手の起こしたひき逃げ事件を隠蔽し、身代わりで警察に出頭していた19歳の少年を犯人隠避容疑で逮捕するとともに、実際にこの事故を起こしていた19歳の女を業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ、仮免許運転違反)容疑で逮捕した。

大阪府警・平野署によると、問題の交通事故が発生したのは昨年6月7日だという。大阪市平野区の市道を自転車で走っていた12歳の少年が、走行していた乗用車と接触、転倒した。

少年のケガは軽微だったが、クルマに乗っていた若い男は一旦下車してそれを確認すると、再びクルマに乗り込んでその場から走り去った。

目撃者がひき逃げ事件として判断し、警察に通報。乗っていたクルマはナンバーからレンタカーであると判明したが、当日の貸し渡し記録から19歳の少年が運転していたことがわかった。

この少年が目撃された運転者と酷似していたことが後に判明し、少年は業務上過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)容疑で書類送検された。

ところが今年に入り、19歳の女が平野署に出頭。「昨年6月に起きたひき逃げ事故は、本当は私がやりました」と自供したため、事態は一変。警察が再捜査に乗り出すこととなった。

その結果、事故当時は仮免許を取得していた女が、少年の指導によって公道を走っていたことが判明。少年は当時、この女性を擁護する形で自らが身代わりとなって出頭した。

ところが、昨年末から別れ話が浮上。その際にこの少年が「お前の身代わりとなったことで免許取り消しになった。免許を取り直す代金を払え」などと要求したため、困った女が少年の運転免許を復活させてもらうことを目的に出頭したことがわかった。

身代わりであることが判明したため、少年への行政処分は取り消される可能性が高いが、事故を起こした時点で少年は免許取得1年未満だったため、本来は仮免許での運転練習に立ち会う資格はなく、この点でも違反となる。

また、犯人隠避という、交通違反よりも重い罪が科せられることは避けようがない情勢だ。

警察では「痴話ゲンカからひき逃げ事件の真相が明らかになるとは…」と呆れている。
《石田真一》

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