無人のRVが暴走、女性が圧死

自動車 社会 社会

11日午前、山形県金山町でRVが無人のままで約10m走り、自宅の前で除雪作業を行っていた61歳の女性をはねた。

女性はクルマとブロック塀の間に挟まれる形となり、内臓などを損傷し、間もなく死亡した。警察ではクルマの所有者から事情を聞き、事故の状況などを調べている。

山形県警・新庄署の調べによると、事故が起きたのは11日の午前8時15分ごろだという。金山町金山付近にある民家の駐車場から、エンジンを掛けたままの状態で駐車されていたRVが無人のまま動き出した。クルマはゆっくりとした速度でそのまま道路を横断し、約8mを走って向かい側にある民家の玄関付近に走っていった。

この民家では住民の61歳女性が除雪作業を行っていたが、クルマはこの女性の背後から接近し、そのままはねた。そしてクルマは女性を引きずったままブロック塀までさらに走り、女性はクルマとブロック塀の間に体を挟まれた。

事故を目撃した人が警察や消防に通報。女性は直後に駆けつけたクルマの所有者らに救出され、病院に収容されたが間もなく死亡した。

警察では業務上過失致死容疑でクルマの所有者から事情を聞いているが、調べに対して所有者は「エンジンを掛け、ギアをニュートラルに入れていた。サイドブレーキは引いていた」と供述しているという。

警察でサイドブレーキが凍結するなどして、ブレーキ力が弱まっていた可能性もあるとして、車両の検証を進める方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース