高級バイクを部品レベルにして密輸出

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茨城県警は6日、高級オートバイを盗み出し、部品レベルまで分解した上で台湾などへ密輸出しようとしていたとして、台湾人の男4人を盗品等保管容疑で逮捕した。

男たちは盗難に関わったことについては否認しており、警察では窃盗を行うグループが別に存在していた可能性もあるとして、さらに調べを進めていくとしている。

茨城県警・組織犯罪対策課によると、盗品等保管容疑で逮捕されたのは台湾国籍を持つ22歳の男を筆頭とする、いずれも台湾人とみられる男4人。

逮捕へと結びついた事件は昨年12月に発生している。昨年12月10日、警備会社から県警に対して「前日(9日)に東京都内で盗まれた顧客のバイクが茨城県水海道市内にある、という盗難防止装置の電波をキャッチした」との通報が寄せられた。

警備会社ともに警察が現場とされた水海道市内の倉庫に向かったところ、倉庫内からはバイク20数台分が部品レベルにまで分解された状態で発見された。倉庫では男4人が分解作業を行っており、警察ではこの4人を盗品等保管容疑で逮捕した。

その後の調べで、この倉庫には東京都内で盗まれた高級バイクが持ち込まれ、男たちはそれを部品レベルまで分解し、部品として密輸出していた可能性が高いことがわかった。倉庫内で見つかった部品には1台400万円近い高級輸入バイクも含まれており、被害総額は数千万円規模に上るとみられている。

男たちは警察の取り調べに対して「自分たちは持ち込まれたバイクを分解することが仕事だった」と供述しており、バイク盗難に関しては「盗まれたものだとはわかっていたが、盗みには関わっていない」とも供述している。

警察では摘発された倉庫は盗品の集約基地と分解の作業場を兼ねていたと断定。男たちを追及してバイクを持ち込んだ者の特定を急ぐとともに、部品の輸出先についても調べを進める方針だ。
《石田真一》

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